フレームを買うつもりでクランクを用意していた。
この際、重い四角テーパー卒業したいし、165mmも試したい。
はじめはロード系の105かアルテグラから検討を始めたが、フロントシングルでの運用のため、ナローワイドのチェーンリングがつけたい。
頻繁にチェーンが脱落するような自転車は御免だし、一番スマートな解決法がナローワイドだと思う。
が、PCDが110mmのチェーンリングはアホみたいに高い。
ボルトだけでも数千円とか。
シマノの FC-M640 ZEEというクランクがあって、これならPCDが104mmで安いリングも簡単に手に入るし、ホローテックⅡのBBが付属する。
とはいえ、シングル仕様で重量が800gオーバー。
15000円程度という価格にお得感はない。
リングもBBも付属しないが、同程度の価格で揃えられるし、700gを切るし、楕円リングも見つけたのでSHIMANO DEORE XT FC-M8000に決めた。
リングの購入は中華サイトのアリエク。
PCD96
34t楕円ナローワイドリング。価格は1000円くらい。
※Amazonにも真円リングがあるけど、価格がお高め。
7-11スピードチェーン対応とは、作りがいい加減なのか、他社が厳密過ぎるのか。。
FC-M8000を8速で使いたい自分には好都合だ。
34tにしたのは今までフロント36tでも平地でトップギアはあまり使わなかったから。
スプロケが11-34tなのでロー側ギヤ比が1.0にできる。
同じ1.0なら、40-40より34-34のほうがコンパクトで美しい。
今回初めてのホローテックⅡ。
BBの規格とか、素人は色々頭を悩ませられる。
そもそも四角テーパーってホローテックⅡに交換できるの?ってとこから始まる。。
バカンゼは、BSA/JISのねじ切りタイプでシェル幅68mm。
FC-M8000で推奨BBとなってたBB-MT800のねじ切りタイプを購入。
MTB系クランクはロード系よりQファクターがかなり広い。
ここが心配だったけど、普段SPDで固定して乗ってて、足が車体に寄り過ぎて窮屈だったので、逆に良いんじゃないかと。。
かつてフロントシングル化のために購入したシマノ FC-M361 170mm を外して、FC-M8000 165mmに換装。
ここで初めて気づいた。FC-M361はそもそもFC-M8000よりQファクターが広かったのだ。
■軽量化の効果
クランク:660→639= ー 21g
BB :297→77 = ー220g
意外にもクランク自体はほぼ変わらず。
効果はBB分だけ。
◎失敗や感想など
●ホローテックⅡのBBを物珍しさからイジっていて、なんとなくシャフトをBBに通したら抜けなくなった。手で抜けそうもないので、一旦車体に取り付けてクランクを引っ張って抜いた。
●BBの筒部分にも左右の向きがあるが、逆に取り付けてしまった。
●68mmシェルで使う場合、付属のスペーサーを3つつける必要があるのを知らなくてそのままつけたら隙間が空いた。間違って購入したかと焦ったが、調べてわかった。
●クランクがBBに通りにくい。なんでこんなにキッツキツなの?
しょうがないのでゴムハンマーでガンガン叩いた。これはやめたほうがよい。
シャフトとBBのサイズがほぼピッタリな上、クランクの重さで傾いてるので入りにくい。まずはしっかり車体を固定して作業することかな。
●チェーンリングを固定するボルトを別購入したが、クランクに付属してることを後になって知った。細かいパーツ類は箱の奥に置かないでほしい。